コンベンションで昨日からCaliforniaはAnaheimに来ています。
昨日の夜に到着して早速懐かしい面々や新しい方々にお会いしてお酒を交えて楽しくお話して
夜更かししちゃいましたが、今日は朝からCovention Centerに行ってきました。
会場に着いて真っ先にしなければいけないのは、Check-in。
コンベンション中はそれぞれの参加者がネームタグを常時付けていないといけないのですが、このCheck-in時に自分のものを受け取ることができます。“最近変わったんですけど”とカウンターの人に話して、ATCのCredentialを加えてもらってしまいました。小さなことだけど、こういうのが嬉しい!
Exhibit Hallも今日からオープンだったのですが、初日に入れるのはCertified Memberのみ。今まで先輩に置いていかれて悔しい思いをしてましたが、これからは堂々と入れます(笑)!
Exihibit Hallにはスポーツ関係や医療関係の様々な企業がブースを出していて、
例えばゲーターレイド社は自社の商品を試飲できるように置いていたり、
トレーニングルームに置く机等の商品の開発をしている企業、
テーピング、リハビリ具、キットやプロテクター、栄養ドリンク、etc etc...
Tシャツやらバッグやら、無料で配っているものを集めまくるのも面白いんですけど、
新製品をプロモートしている所なんかに立ち寄って説明を聞くのも結構興味深いんです。
今日発見した面白いと思ったものを少しご紹介します。
①MuellerのEye Black
色んな形のサンプルがありました。→
シンプルなものしか今まで見たことがなかったので、
面白すぎていっぱいもらってきちゃいました(笑)。
これで後でケニーと遊びまくったのですが、
その写真はまた後日…。
そうそう、Power Flexでも
“柄付きが新しく出ました~”と、赤×黒や白×紫なんかのコンビネーションのトラ柄のテープがあったり。こういうのって商品の効果としては全く既存のものと変わらないんですが、
アメリカの遊び心が出ていて結構好きです。
②Pure Power Mouthguard
←とあるブースでデモンストレーションをしていたので立ち寄ってみたのがコレ、PPM。
素材など詳しいことは聞かなかったので、一般のマウスピース構造がと一体どんな風に違うのかとかは実は分からないのですが、私が興味を持ったのは“噛み合わせが生理学的にもっともリラックスした状態にあるとき、体全体のresidual muscular tension(筋肉の不自然な緊張)が解け、より深い部分にある筋肉達をrecruitすることができる。
結果動きの効率性が上がり、最大限のパフォーマンスを発揮することができる”という
コンセプトなんです。噛み合わせからパフォーマンス全体にどういう影響が出るか、
というのはあんまり考えたことがなかったのでちょっと新鮮!
こういうthink outside the box的な発想は思わず耳を傾けてみたくなります。
ちなみにその場でしていたデモンストレーションというのは、
1. 一人が肩を90度にabductionしてhold。
2. もう一人が指一本で手首にdownward pressureをかける。
これをPPMを噛んだ状態と、それ以外のもの、ペンを加えた状態で比較するんです。
ペンを噛んだ状態ではチカラに対抗できるのですが、PPMを噛んだ状態では、
performerのほうがpressureに耐えられずarmがdropしていました。
このコンセプトとデモの結果から言ったらDynamicな動きを生むようなbig muscleのrecuitは減るわけで、当然maxiumのstrengthは落ちると思います、だから、全ての筋肉をフルに使うようなスポーツには向かない=Footballには向かないという結論付けができそうですが、
このパンフレットにはagility、balance、enduranceが向上するので、
ゴルフ、ホッケー、バスケット等に最適と書いてありました。なるほど、一理ありますね。
ゴルフにマウスピースなんて今まで考えたこともないコンビネーションですが、
試してみるのも面白いかもしれません!
ただまぁだから、Pure Power Mouthguardというネーミングは少しoffな気がしますが…
③Posture Pump
正しいSpine curvatureをrestoreしようというのが目的のModality器具です。ブースにはCervicalとLumbar用のPosture Pumpがあり、それぞれ試させてもらいました。
使い方は至って簡単。
首の下、腰の下にそれぞれこの器具を置き、ベッドに寝転がります。エアバッグに空気を3-4回ほどpumpしていき膨らませて、空気を抜く、というwarm-upを2分したあと、痛みがない範囲で最もカーブが強調されるところまで空気を入れ、15分ほどその姿勢を保つだけ。自然なspineのカーブを作り出し、その姿勢を保つことで、ヘルニアやdisc bulge等も元の位置に戻ることが研究で実証されているそうです。therapeutic exerciseと組み合わせると良いとのこと。
ただ、あんまり効果が長持ちしそうに思えなかったので、どれくらいの頻度で使うものですか?と聞いてみたところ、2日に一回だそうです。手動でpumpするタイプは$100ほど、全自動のタイプは$1000と十倍に跳ね上がりますが、一度も使ったことのない私がやってみても問題のないほど手動でも簡単でした。Lumbarのはちょっと気持ちが良かったなぁ。かさばらないのもいいところですね。今度ちゃんとリサーチを読んでみます。
④Sports Wrap
Contusionを瞬く間に消してしまうというSports Wrap。ブースにいたおじさんがこんなエピソードを紹介してくれました(そのストーリーが写真とともに写真左のパンフに掲載されています)。Calfにひどいcontusion(15×10cmほどの大きいもの)を受けた選手が2週間Conservativeなtreatmentをしてみたものの、まったくinternal bleedingが引かなかったそう。ATがSports wrapを試したがったのですが、コーチがそれに反対したために、効き目を証明しようとそのATは小さな5cm平方ほどのピースをbruiseの真ん中に張ったそうです。その24時間後が、パンフ左の2つの写真。患部のapplyした部分だけ色が黄色くなっており、出血が引いているのがわかります…かね、小さいですけど。この効果にはコーチも吃驚して納得し、患部全体を覆うwrapを使ったところ、3日で写真右のように腫れが一気に引いたそうです。
How does it work?というのが私の脳みそに浮かんだ一番の疑問だったのですが、ブースのおじさんもあまりよく理解していないらしく、いやなんか、ケミカルがね、と言われただけで詳しいことは残念ながらわかりませんでした。でもMBLでも使用されているという何しろ効き目のあるproductらしいので、時間があれば調べてみたいです。
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まだまだ面白いものはあったんですけど、全部書いていたらキリがないのでこのへんで!
さてさて、Exibit Hallを回ってこんな説明を聞いたり、
Hall内で色んな人に会って挨拶をしているうちになんだかすごい時間が経ってしまって、
結局講義は午後のShoulder Instabilityにしか出ることができませんでしたが、
面白い一日でした。
夕方からは毛呂さん企画のBBQに呼んでいただいて、
海岸沿いの毛呂さんの友人宅まで移動して夕ご飯を頂きました。
毛呂さんたちは実は今朝早くから海に釣りに出かけていて、
船酔いと格闘しつつも大量に魚を釣って帰ってこられていたんです。
なので、そのお魚をグリルして皆で美味しく頂きました。
ビーチから1ブロックだけ離れたお家で、景色がとっても綺麗でした。ビバサウス!