序盤に一気に奪ったリードを第4Q開始まで保っていたのに、
最後のQで一気にDallasに盛り返され追いつかれ、残り53秒でついに逆転。
最後の最後、再逆転をかけた残り23秒、Wranglersがゴールまで
あと4ヤードというプレイで、QBがsackされてファンブル、あと一歩届きませんでした。
64-68。
めちゃめちゃ悔しい!
本当に一勝が欲しいのに、そういうときには、勝つことがとんでもなく難しいことに思えてくる。
でもこういう苦しいときにこそ、どう行動するのか、そういうのが試されているのかな。
思い返せばこれぞArena Football!っていう見ごたえのあるゲームでした。
瞬きをしているヒマもない、攻撃と守備の激しい入れ替わり、沢山のタッチダウン・インターセプション、トリック。そういう試合に負けてしまったのが本当に悔しいけれど、くそぅ、次こそは!
でもこの試合だけは絶対に勝ちたいと私も思っていたし、もちろんチームの皆も思っていた
大事な大事な試合だったので、試合後は疲れがどっと出ました。
帰りのバスでずどーんと落ち込みそうになったけれど、パソコンを持っていたMasonに
映画を見ようと声をかけられて、一緒に“Snakes on a plane”を見てました。
(邦題は“スネーク・フライト”。ちなみに主演はサミュエル・L・ジャクソン)
高度3万フィートという上空で、暗殺者によって飛行機の中に仕掛けられていた何千匹もの毒蛇が一気に放たれ、ぼたぼたそこらじゅうから落ちてきて、人をがぶがぶ噛んで殺していくっていうパニックアクションものです。ネットでさっき検索していたら、“B級映画の何たるかを知り尽くした、究極のB級映画”という素晴らしいんだか素晴らしくないんだかな批評を沢山発見しました。
その惨たらしさにまともに目を開けていられなくて声ならぬ声で終始ばたばたお互い叩き合って見ていたので、結局落ち込んでるどころじゃありませんでした(笑)。Mason、ありがとう。
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そうそう、このTripでとっても嬉しいこともありました。
上手く書けないんですけど、数人の選手が中心となってチーム全員に声をかけてくれて、
“Syはひとり違う国からアメリカに来て頑張って、この仕事が大好きだからって気持ちだけで
ここに毎日来て俺らを練習に試合に向けてreadyさせてくれる。それに本当に感謝してるよ!”
っていうことを、チームとして形にして表してくれたんですね。
Coach Johnsonも、“ほら、うちのチームにstayしてくれないと困るからさ、皆必死なんだよ”なんて笑いながら言ってくれて。そんなことされたことなかったので、吃驚しました。
一生忘れられません、きっと。
私はどこにいっても良くも悪くもマスコットみたいな扱いされることが多くて、
皆に膝カックンされたり髪の毛ぐしゃぐしゃにされたり水かけられたり関節技かけられたりして
非常に可愛がって頂いてるんですけど(笑)、このチームではコーチ陣も皆本当によくしてくれて、Coach Johnsonにはしょっちゅう脅かされたりつつかれたり、
最近ではHead Coachにまで通りすがりに帽子ではたかれたりしてこづかれてます。
うーん、これが愛なんだとしたら、愛ってやっぱり痛みを伴うものなんですね(笑)。
でも冗談じゃなくて、私は確かにこのチームが大好きだけれど、
私を理解してくれ、同じ位の想いを返してくれたそんな皆の気持ちがとても嬉しくて、
このチームのためなら持てるものを全て発揮して最高の仕事をしていこう、
まだまだ甘いところがあるから、しっかり直していこうと強く決意した一日でした。
どんなに悔しい負け方したって、私はこのチームが大好きだし、
でもだからこそ、勝つことを目標に、結果を出せるように、これからも頑張ります。