今日になって、NBAからassignされていたRyan Hollinsが急遽Bobcatsにcall upされて、夕方の便でFort Worthを発ち、Charlotte Bobcatsに合流することが決まりました。
一方で、一人cutされた選手も。一昨日の試合でプレーしていたのに、今日の練習に来ることもなくチームから突然放出されてしまうなんて何て残酷なんだろうと、彼の練習着をまとめながら、NBADLの厳しさを目の当たりにしてちょっと言葉が出ませんでした。
でも、去っていく人がいる中で、同時に入ってくる人達もいるわけで。
今日から、Dallas MavericksからassignされたMaurice Agerと、ひとりの練習生が合流。さらに明日にはもう一人の練習生が来るそうです。
Mauriceなんかは特に、今日合流で明日の試合でプレーするわけですから、新しいチームメイトそれぞれの色や、チームのフォーメーションなんかをいち早く把握して理解して、コートでexecuteする能力が要求されるわけですよね。私自身選手時代、幾つも変化する長いフォーメーションを身体に叩き込むのに苦労したクチですから、これが本当に大変だなぁと思います。
生ぬるいプレーするわけにも行きませんしね。それで結果を残さないといけないんだもの。
でも、大変なのは選手だけじゃありません。Athletic trainerもです。
新しく来た選手の住むところの確保、遠征の航空券の変更やPhysical Examのarrangement、それからPractice & game gearの準備まで、選手の入れ替わり毎にてんてこ舞い。彼らがすぐにチームに入っていけるのは、こうして縁の下の力持ちがフル回転してくれているからなんです。そんなわけで今日のぬっきーさんは練習中も休み無くあっちにこっちに電話をかけていました。こっちも本当に、大変です。全てが急に決まる上、時間が無いんですもんね。
練習後、RyanとカットされたDavidの部屋に行って、荷物や練習着を回収してきました。
“Bobcatsの試合観にきてよ”と嬉しそうなRyanと対照的に、やっぱり言葉の少ないDavid。
カットされた選手に“練習着返してね”なんて、事務的なことは事務的なこととしてやらなければいけないけれど、やっぱり心が痛むものです。これから彼はヨーロッパのリーグへ挑戦するそうなので、彼の今後の成功を祈っています。
プレーしている選手はNBAを目指し、力の無いものは切られていく、皆にとって“足場”でしかないこのD-league。現実は容赦無く厳く、人は川の流れのように来ては去り、来ては去り。
出会いと別れが絶え間なく混ざり合う場所です。だからこそ、ひとつひとつの出会いを大切にして、お互いにこれからに繋がるような時間を送りたいものですね。まさに、一期一会。
まだまだ書きたいことはあるのですが、今日Evalした分のInjury reportと、
例の栄養の宿題をやらなきゃいけないので今日はこのへんで!
日々、勉強です。