Low-Level Laser Therapy(LLLT)
についての記事をいくつか読んでます。
これがすっごい面白い!
←これはまさに私たちがTRで使っているlaser unitです。
写真を探していたら、他にも色んな種類や形があるんだなーと発見してびっくりしました。
Laserの本名は
Light Amplification by Stimulated Emission of Radiation。長い。
よくtreatmentで使うんですが、今までなにがどーなってどういう結果をもたらすのか
分からずにいたんですよ。athletesに、これってなにすんの?と聞かれても、
えーと、scar tissueを壊すんだよ、くらいにしか答えられなくて。
ちょっとまってね!もうすぐそこ勉強するから(笑)!と言っていたけど、ようやく勉強できた。
LLLTは、2002年にFDAによって
・hand and wrist pain associated with carpal tunnel syndrome
・minor chronic neck and shoulder pain of musculoskeletal origin
に対する一時的relief、という効果が証明されています。他にも、IT band syndrome、 osteoarthritis、tendinopathies、LBP、nonspecific joint disorders、sprained ankles、epicondylitisのrelief、それからwound healingの治癒も早めると言われています。
(が、これらはまだFDAによって正式にはprovenされていません)
とりあえず簡単に、LLLが何をするかというと、
光子(photo)のbeamを出します。光のwavelengthでいうと赤~ほぼ赤外線のあたりです。
放出された光子は細胞内の光受容体(photoreceptor)に吸収されます。
で、簡単に言うと細胞が活性化するんですね。特にミトコンドリア内のoxidative metabolismとATP生成が促進され、細胞の再生に必要なDNA、RNA、プロテインや酵素の生産量が増えます。
(※ただし、LLLTは細胞の環境をnormalizeする、homeostasisをrestoreするという
役割を果たすため、元々細胞内の環境が理想的であると、あまり効果はないようです。
つまり、健康な細胞にapplyしても良いことはないってことです)
これらの反応は、この特定のwavelength(600-1,000nm)でしか起きないようで、
それ以外では(例えば青とか紫外線とか)ではこの反応は期待できません。
非常に弱いintensity(30-500mW)なので、患部が温まるほどのチカラはありませんし、
患者も何も感じません。(強いintensity(>500mW)のレーザーは、tissueを破壊するので、
それこそ手術などに用いられます)
Wavelengthが長いほうが、より深いtissueまでpenetrateすることができます。
(ちなみにwavelengthは赤外線>赤>黄>緑>青>紫>紫外線です)
そのほかにも、より深くまでpenetrateするために、tipがいくつかあります。
・<Cousine Law>areaと直角にしましょう。反射・屈折を最小限に抑え、max penetrationを得られます。
・<Inverse-Square Law>肌とdirect contactしてるようにしましょう。addicional pressureをapplyするのも◎。local blood vesselをcompressすることによって、血液の量が減少→そこらへんのヘモグロビンの量も減る→ヘモグロビンは光子を吸収しちゃうやつだから、減少するとそれだけ光子が減らずにdeeper tissueに辿り着ける、というわけみたいです。
(※ヘモグロビンに加えて、皮膚に含まれるメラニンもphotosを吸収してしまうようで。
blackの人にLLLTをするときは、ちょっとdosageを増やしたほうがいいんでしょうかね?)
・Driving Force、要は、勢いのことです。文献に面白い例えがあったのですが、
例えば長い釘と短い釘があるとします。長い釘は長いwavelength、短い釘は短いwavelengthと思ってください。短い釘を木に素早く強いチカラで叩き込むのと、長い釘をゆっくり差し込もうとするのでは、どちらがより深くまでpenetrateできると思いますか?短いほうですよね。長い釘のほうがより深くまで行けるpotentialはあっても、driving forceが足りないために短い釘に負けてしまうのです。なので、より深くへ到達するためには、長いwavelengthと同時に強いdriving forceが必要なのです。
applicationのテクニックも色々あります。
Point Application…focalized areaを扱うときに用いられ、
headを特定のポイントに固定し決めた時間だけholdするというもの。
Grid Application…もう少し広いareaに対して使われます。1cm四方のimaginary grid
(格子)をそのareaに描き、それぞれの四角の中にpoint applicationと
同じ要領でapplyします。
Scanning Application…ゆっくりheadを動かしながら。
acute、chronic両方に効くんですが、acuteにはlower dosageで毎日、chronicにはhigher dosageで2、3日に一回くらいのペースでやるのがいいそうです。
いやーこんなに楽しい課題は久しぶりです。
やっぱ勉強はこうでなくちゃ。