しまった。
Historyが結構面白い。
アウトラインをOPTで見せてくれるだけ、板書もパワーポイントも無し、という、
Summer Iの先生とはまったく違う授業スタイルなのですが、
情熱をかけているだけあって話が面白い。そして本当に歴史を良く知っている教授です。
生徒かバンバン飛ばしてくる突っ込んだ質問にも、必ず答えを持ってるところがすごい。
せっかくなのでtake advantage of himしていっぱい学びます。
しかし歴史って、もう過去のことだからひとつしかないわけだけど、
授業において、教えている先生の解釈ひとつでその内容は本当に変わってくるんだなぁと、
私に今まで関わってくれた中学や高校、そして大学の先生たちを振り返って思います。
歴史をひん曲げて教えた先生は一人もいないんだけど、何ていうのかな、先生のphilosophyや言い方ひとつで、同じ出来事・人物でも本当に印象が変わってくるんですよね、歴史って。
私このへんの解釈はこの先生の影響を受けてるなぁ、って今でも心当たりがあるもの。
だから、歴史は結局ひとつじゃないんだって、
世の中で今歴史を勉強中の中高生に何となく言いたくなりました。
ひとつの物体でも角度を変えれば見える面は変わってくる。
だから色んな人の見方を聞いて吸収して、取捨選択して、
自分なりに飲み込んで“理解”して、それを未来に反映させて、
それで初めて過去を習うのにこれだけ時間を費やす意味があるんだと、
何となく思ったのでした。
“歴史は繰り返される”って言葉が鵜呑みにされるような受身な世の中には、
何かが欠けているんじゃないかと今日の不穏な世界情勢を見て考えたりなどしています。
今日はJさんのこの夏最後のテキサスでの夜、ということで、
Austinにお邪魔してのんびりおしゃべりして帰ってきました。
今回は沢山遊んで構って頂いてとっても感謝しています、それだけに何だか寂しいなぁー。
NYまで、お気をつけて。今度遊びに行くときに、またお会いしましょう!