朝起きて、もそもそEngland vs Ecuadorの試合を観ていたら、
ヒロさんが“これはベッカム決めるだろ”と言ったまさにそのプレーでベッカムがFKからの
見事なゴール!ははは。スポーツを何年も現場で見てる人ならではの、素晴らしい第6感です。
↑funny faceにトライしているKennyくんとヒロさん。
3時ごろにHoustonを出て、夕方にSan Marcosに到着。
今回沢山お世話になってしまったヒロさん、本当にどうもありがとうございました!
さて、実は今回のTrip中、Kennyくんの一言から非常に気になってしまったことがあります。
TexasのHighwayって、皆さんどんな感じかご存知ですか?
地平線が拝めちゃったりするこのTexas。Highwayのすぐ脇で、牛や馬や場合によってはヤギさんなんかがのんびり草を食べてたりします。ええ、それがアメリカの田舎道ってもんなんです。
道中、そんな馬や牛を横目に見ながら、Kennyが一言。
“馬のVertebrae(脊柱)ってどうなってるんでしょうね?”
我らAthletic Training major、ヒトのAnatomyこそ知れど、動物となるとZoology専攻でもない私たちには、あーだこーだ話してみてもさっぱり想像もつきません。
気になったら調べるのがマニアック精神ってもんです。早速調べてみました。
馬の骨格は、↑の図のようになっているそうです。
非常にしっかりしたCervical vertebraeが7つ。ヒトと同様にC1がAxlas、C2がAxisです。
馬って首の付け根あたりでrotationが起こってるような気がしてましたが上なんですね、やっぱり。neckのposterior sideに沿ってまっすぐついてるのかと思ってましたが、
これまたヒト同様、首の下部においてconvex curveがあります。
Thoracic vertebraeはなんと18個もあるそうです。胴体が長いんだから当然と言えば当然かな。Lumberは6つ、それからSacrum (=5 fused vertebrae)、Caudal Vertebrae(average=18)、という大まかな構造になっているようです。caudalってのは馬ならではですね。
他の骨格も良く見てみると人間とほぼ同じ。
←ちょっと後脚に注目してみて欲しいんですが、
pelvis(r)がごっつりお尻にあるのが分かりますよね。
(ちゃんとilium、 ischium、 pubisあるそうです)
そこから下に2本伸びているのが
femur(s)。
そして小さく前方に
patella(t)があって、
その下に
tibia(u)と
fibula(v)があります。
fibulaは退化しているのか、ほとんどaccessoryな有って無いようなサイズになっていますね。
そして続いて
w、x、yがそれぞれ
Tarsus、Metatarsus、Digitsと言うようになるようです。
前脚も同じ要領で、それぞれHumerus、Radius、Ulnar、Carpus、Metacarpus、Digitsが存在します。humerusの上に前傾しつつどどーんと乗っかっているのが、scapulaですね。
馬の姿を単純に考えたときより、それぞれ間接がひとつずつ繰り上がってるようなイメージなんですね。何ていうか、爪先立ちして立っている感じ。それでいて腿が胴体にめり込んでる感じ。
ところどころにextra bonesがあるのが見受けられますが、ほとんど人間と同じ構造という事実にびっくりしてしまいました。やっぱ同じ哺乳類なんだもんなぁ。
キリンのCervical vertebraeはそれじゃあ一体どれだけ沢山あるんだろうと思って調べてみたら、ヒト&馬と同様に7つらしいのです。これまたびっくり!
ただ、一つ一つが成体で約11inches(28cm)と非常に長いらしい。
あれだけ首が長いので、頭部や脳にもしっかり血液を循環させるため、血圧は動物で一番高いのだそう。それで心臓から脳までの2mという高低差を克服しているらしいです。
ただ、馬もキリンもやっぱり首が長いでしょ。
首のどこかにabnormal stressがかかったりしないのかなぁとか、
cervicalでのherniatated discとか起こしたりしないのかなぁとか、
いらぬ心配は尽きませぬ。まぁ自然のことですから上手く出来ているんでしょうけど。
脚も細いよね。ヒヅメも小さいし、よくあれで安定した走りをするなぁー…。
脚が4本だから、その分体重が分散するしあれで十分なのかなぁ?
自然というのは実に不思議です。
鳥類の脚とかも私は不思議でならない。何であんなワイヤみたいに細いの?どこに筋肉が??
虫の棒っ切れみたいな脚にもちゃんと筋繊維が通ってるの??
一番不思議なのは、これだけstructureが違う生物たちが、どうしてこうも完璧にfunctionできるんだろうってこと。地球だけでこうなんだから、異星で出会う生命体は人間の想像・創造の範疇を超えているんだろうなぁ~。