友人から借りてたDVD、
今日やっと、よしっ、泣くか!と見る気になったので見ました。
相変わらず(良い)映画を見る前には気合がいる性分。
長いことごめんね、今度返します。 >Hiroki
アメリカのFootballは基本的に、
金曜日=高校の試合
土曜日=大学の試合
日曜日=プロの試合
ってな感じになってます。
それぞれにコアなファンもいるし、
全部好きな人もいるし、
TV放送時に見逃さないようにこうしてずらされてるんです。
なので、Friday Night Lights=High School Footballの映画、
って、アメリカ人は自動的に分かるわけですね。
それにしても高校生ってもっと幼い感じがするんだけど、映画の皆はなかなか大人っぽかったなぁー。元々アメリカ人は日本人に比べてかなり老けてる(表現が悪い)けど、大学生を見慣れているせいか、実生活では高校生なんか見ると“幼いなー”と思うんだけどね。
トレーナーという観点からすると、20年前とは言えAthletic Trainerがいなかったのかなぁと、
(少なくともState Championshipを期待されるようなレベルの高校であるのに)
どうして正しい判断をしてあげられる人が側にいなかったのだろうと、
Boobieの一件は残念でなりません。ACLに泣いた選手はどれだけいるんだろう。
怪我をしたらポイ、という華やかなスポーツ界の無情な裏側、
プロのトレーナーの立場に自分が立ったときにどれだけのことができるんでしょうか。
そこまで出来なければ本当に私が目指すトレーナーでない気がする。
もちろん、プロの世界のnatureというのはあるけれど。
むつかしいなぁー。
ところで肩の脱臼をreduceしたのはちゃんとしたphysicianなのでしょうか。
ぽきぽきぽきってすごい音がしたから、ぎゃって思ってしまった。まぁ映画なんだけど。
映画の中で、脱臼した選手は治したあとすぐに試合に出るのだけど、
2度目3度目のいわゆる“クセ”になった脱臼ならともかく、
初めての脱臼は骨折も伴っている恐れがあるので、本当はX-rayを撮らないといけません。
当然、その日の試合にも練習にも戻るべきではありません。
ただ、State Championを賭けた試合。最後の重要な場面。Senior。
これが人生最後のfootball gameになるかも知れない。
こういう状況で大きな怪我をした選手を私はどうするだろうかと、映画を見ながらふと考えました。
私自身、学生のとき病院通いをしましたが、“休め”一点張りのお医者さんよりも、
学生スポーツを理解して、“上手く付き合っていこうね”と痛み止めをくれて試合前にはステロイド打ってくれたお医者さんにすごく感謝しています。
とても休める状態ではなかったし、これから歩けなくなってもいいから全てを出したかった。
これから自分がバスケをこういう風にプレーすることはないのは分かっていたし、
無理をさせてほしかった。それで後悔は決してしないと分かっていたから。
今でも痛む膝はちょっと心に苦い思いをくれるけど、それでもプレーできずに終わっていたらどれほど悔しい思いをしていただろう、と考えるほうが怖いです。
まぁこれは自分のケースなんですけど、これがトレーナーという立場で、
そういう選手を目の前にしていたらどうするだろう?
私としては無理してでも夢の舞台が目の前にあるのなら、本当にそれを掴みたいなら、
やってこい!と選手の背中を押したい。自分がそうしてもらえて嬉しかったように。
スラムダンクで背中を痛めた桜木花道が、
日本一のチーム・山王との戦いで安西先生に言うシーンがあるじゃないですか。
“オヤジの栄光時代はいつだよ…。全日本の時か? 俺は今なんだよ!”って。
でも、プロのトレーナーとして冷静に判断すべきこともある。
未来がある選手なら尚更。今歯を食いしばっても、悔しい思いをしても、それがもっと輝かしい将来を掴むには必要なことかも知れない。“今”しか見えていない選手を教育すべきときもあるでしょう。
無責任にやってこいと発破をかけて、それが裁判沙汰になることも充分に考えられる。
それがプロのトレーナーの、プロとして背負う責任です。
さて、どうするよ自分?
幸いまだ考える時間はあります。
どんな結論が出せるかな。
映画を見ていて、ロッカールームとかフィールドのヤードラインとか、
バンドの演奏の音とか、そういったもの全てがあまりにリアルに自分に蘇って、
先学期の記憶とばっちりシンクロして、思いを重ねながら見ていました。
映画に過剰に感情移入するのは多分自分の長所です(笑)。
あっちこっちで泣きました。だってリアルすぎる。turfの感触がまだ足に残ってるよ。
でも、大泣きはしなかったな。
あー声をあげて泣きたいな。
一時間くらい泣きっぱなしがいい。
毒を出すのだ。
でもやっぱ、とりあえずFootballプレーしたいな(笑)
そういえば今日、授業終わって歩いてて、なんかでっかい男が後をつけてくると思ったら、
My Little Black Ass、FootballのSamでした(笑)。ひさしぶりーと大笑いしてhug。
I missed you! Are you comming back for the next season?と言われたので、
残念だけど、戻りたいけどそれはないんだな、と答えました。
Spring Ballもうすぐだよ!観に来てね!と言われたので、おうとも!行くよ!と答えました。
4/1だそうです。よし、スケジュールを空けておこうっと!
がんばれみんな。
今度は取ろう、National Championship!