最近練習にもTVカメラが入っていたり、スカウトらしき見知らぬ人たちが出入りしていて
少しばかりそわそわします。選手も練習前とかインタビューを受けていたりして、
本当にチームが勝っていっているんだなって改めて実感します。
そんな中、練習中にコーチが“ass-wipe!”と叫んだのを、“コーチ、カメラ撮ってますよ”とBarrickがさらりと指摘してみせる場面があって皆で爆笑してしまいました。
そのあともコーチがmotherf*cker!とか叫ぶたびに“カメラ…!”と選手が小声で囁いていたり、
“今度タッチダウン決めたらこういう踊りしようかなー”と踊りだす選手もいたりで、
皆もこの状況を楽しんでる様子。怖気づいちゃうよかずっといいよね。頼もしいじゃないですか。
もちろん、練習そのものは皆真剣ですよ。負けられないと一番思ってるのは選手自身でしょうから。
でも、カメラがそこらへんをうろついているのは正直私にとってはやりにくかったりします。
だって、彼らが撮りたいのは選手やチームだから、あまりふらふら動いてフレームインしても悪いし、かといって私にもやらなければいけない仕事があるし。
微妙に気を使ってしまいます。
慣れないからだろうけどね。
試合のときもそう。全米規模でテレバイズされてるわけだから、邪魔しちゃ悪いかなぁと、
いらぬ気を使って動いてしまいます。気がついたら自分がカメラのど真ん前にいることも珍しくないので必死で避けてます(笑)。まぁ、集中してたら忘れちゃうんだけどね。
先週の相手だったGeorgia Southern、コーチ陣が全員解雇されたそうです。
負かしてしまったから?と申し訳ない気持ちになるけれど、David曰く“もちろんこのあいだの試合もあるだろうけれど、それだけじゃないよ。きっと前から他にも色々あったんだろうさ、”と。
うーん…。でも後味が悪いです。
勝ったチームはTVカメラに囲まれて練習。かたや負けたチームはコーチ陣解雇。
ひとつの勝った負けたが明暗をはっきり分けることになるんですね。
スポーツの世界は結果が明白なだけ、シビアです。
そういう世界に身を置くつもりなんです、私は。