今日はStudent Health Center(SHC)初日!
どのDoctorに就くことになるかなぁとどきどきしてデスクまで行ってみると、
“あ、今日はAEDのTraining Sessionに行ってもらうから”
“え?”
“あれ、聞いてなかった?”
“聞いてなかったです(笑)”
ということで、SHCのDirector、Dr. CarrancoとNerseのGinaと一緒にJCKまで出かけて、
なんとFacultyのメンバーにAEDの使い方を教える講義のお手伝いをすることになりました。
先生や大学のスタッフ相手に教えるのって変な感じ(笑)
AEDというのは
Automated External Defibrillatorの略。
日本語では自動体外式除細動器とこれまた長い名前がついているようですが、
つまりは心臓に電気ショックを与えるdeviceです。
Cardiac Arrest(心停止)に陥った人に装着し、
電刺激による心機能の回復を図ります。
この機械、素晴らしいところが一般の人も簡単に
使えるようになっているというところです。
恐らく初めて使うという人でも、ひとつ深呼吸して
落ち着きさえすれば、
写真からも分かるように(→)分かりやすい
図解が至る所にされているし、音声で
次にするべきことを全て教えてくれるので、
質の高いケアを誰でもprovideすることが
できるというわけです。
意識の無い人が、脈の無い状態で倒れているとき、
rescuerはCPR(心肺蘇生)を始める必要があります。
(脈があって呼吸をしていないときには心肺蘇生ではなく人工呼吸になります)
ですが、その患者が大人であった場合は、残念ながらCPRは効果的でない確率が高いのです。
というのも、子供や赤ちゃんが患者なのであればモノを喉に詰まらせたとか、物理的原因の
ほうが考えられるのですが、大人の場合はその多くがheart attackが原因なので、
物理的に心臓をマッサージするとかそういうことよりも、心臓のelectrical activityを直接的電気刺激によって回復させることをコンセプトとしたほうが生存率が遥かに高いのです。
AEDをあちこち大学の建物に増やしていくに当たって、
facultyのメンバーにもその使い方を簡単にでも説明しましょうと、
Dr.Corrancoが今回初めて行う企画のようでした。
教授やLibraryのデスクのおねーさんやら、色々な人が来てくれてこの機会を活用してくれました。
AEDといっても色んな種類があるようで、
電気ショックが徐々に強くなっていくもの、強さが一定のもの、
電気の種類がMonophasicのもの、Biphasicのもの、色々あるようです。
(現在のstudyではBIPHがいいと証明されているそうです。BIPHのほうがMONOよりも
より軽い負担で心臓へのダメージを減らしつつ効果を得られるんだそうな。)
Cardiac arrestに関するPPTプレゼンテーションのあと、AEDの使用方法のビデオを見て、
そのあとはDr.CorrancoとGinaと私とマネキン達による実演です。
Dr.CorrancoはAEDを、Ginaと私はそれぞれCPRと人工呼吸を参加者に簡単に教えました。
私もGinaも教える資格を持っているわけではないのですが、万が一こういったことをやらなければいけない状況になったときに、よりcomfortableに感じてもらえるように、ということです。
前にも書きましたが、人に教えると言うのは一番いい勉強の仕方だと思います。
実際、とってもとっても勉強になりました。
今回は特にpocket maskを使ってやったのですが、
私これがちょっと苦手なのです。
mouth to mouthを散々練習してきた私には、
便利なはずのこういう機械が逆にややこしくて。
顔のでこぼこにマスクをfitさせるには、
右の写真みたいに、
引っ張ってHead tilt chin liftしながら
ぎゅうってかなり押し付けなきゃいけないでしょ(→)。
これが地味に難しくて苦手だったので、
今回ばっちり練習できてコツが分かったのでよかった!
それにCPRにしてもRescue Breathingにしても、
年に一回資格を更新しないといけないとはいえ、
やっぱりこういう機会に練習しておかないと感覚が鈍るしね。
とってもいい経験になった一日でした。
そのあとFootballに向かうつもりでしたが、今日はbi-weekのため練習が無かったので、
直接家に帰ってまいりました。
明日はLiteratureのテストなので、これから勉強に集中することにします。
ふがー。