日本を25日4:00pmに飛び立って、アメリカに同日10:30amにLAに到着。
時間のいたずらで長い一日となっています。
ともあれ、結構飛行機は揺れましたが、無事に着けて何よりでした。
アリゾナで会った泰三と奇跡の再会。
LAはいいところです。都会だし気候はいいしヤシの木がたくさんあるもんなぁー。ヤシの木重要。
こんなところで大学生活を送っていたら、まず勉強には集中できないだろうなぁという素敵さ。
学生生活が終わったらこういうところに住み着きたいです。
ビーチが近いし、スキーもできるし、ディズニーワールドはあるしハリウッドはあるし。
Lakersファンには…頑張ったらなれるかな(笑)
インターンの仕事も早速スタート。
明日から授業のお手伝いをします。人に物を収めるほど吸収しきってはいないんだけど、
今他人に教えるというのはいいハードルかも。教えるって一番の学習方法ですからね。
私は、個人的に明日、Brachial Plexusについて3分ほどのレクチャーをすることに。
これだけのcomplexな組織に3分って大変だけど、ちょっと簡単にまとめます。
日本語で説明しないといけないので、頑張って調べてるんですが、これがまた大変!
漢字、読めません。
筋皮神経とか、きんひかと思ったらきんぴなのね。
そんなレベルです。
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Brachial Plexus、日本語では腕神経叢(わんしんけいそう)。
叢=群がり集まること、という漢字が意味するとおり、
腕神経叢は腕・前腕・手を支配する脊髄神経のネットワーク。首から肩にかけて存在します。
第5・6・7・8頚椎神経根、及び
第1胸椎神経根によって形成されます。
全部を一度に視界に入れてしまうと混乱するので、順を追って構造を見ていきます。
↑椎骨とそこから伸びる神経と思って見て下さい。
前述の通り、第5・6・7・8頚椎と、第1胸椎神経根が関わっています。
神経根と椎骨の数字の関連にも注意しましょう。第8頚椎神経に惑わされないように!
↑それぞれ
5つの神経根から神経が伸び、
3つの神経幹を形成します。
第5・6頚椎神経は繋がって
上神経幹を、
第7頚椎神経は単独で
中神経幹を、
第8頚椎と第1胸椎は合流して
下神経幹を造ります。
↑3つにまとまってシンプルになりましたが、ここから再度広がります。
それぞれの神経幹が
前方と
後方に
2本ずつ分離していきます。頭の中で立体化して見て下さい。
3(神経幹)×2(前方&後方)、神経はこの時点で一時6本になります。
↑上神経幹の
前方と中神経幹の
前方がまとまり、
外側神経束を形成します。
下神経幹の
前方はそのまま、
内側神経束になります。
上・中・下神経幹
全ての後方はひとつにまとまり、これは
後神経束と呼ばれます。
↑最後、3つの神経束は
5つのterminal branchに分かれます。
外側神経束は、そのまま伸びたものが
筋皮(きんぴ)
神経。
外側と
内側神経束が合わさったものが
正中(せいちゅう)
神経。
内側神経束がまっすぐ伸びたものは
尺骨(しゃっこつ)
神経。
後神経束は
腋窩(えきか)
神経、
橈骨(とうこつ)
神経のふたつに分かれます。
つまり、上から筋皮、腋窩、橈骨、正中、尺骨の順で並ぶということになります。
結局5つになるならば、こんなにくっついたり離れたりせず最初の5神経根のままいってくれたらどんなにかラクなんですが、こうして混ざり合って上肢を満遍なくinnervateしているというわけです。
↑さて、もう一度、overviewを。
第5・6・7・8頚椎神経と第1胸椎神経の5つの神経根が腕神経叢を作ります。
それが3つの神経幹に纏まり、後に前方後方にそれぞれ別れ、
さらにまたくっついて3つの神経束となります。
最後に、それらが5つの神経:筋皮・腋窩・橈骨・正中・尺骨になっていきます。
とりあえずこんなところでしょうか…。
これをいかに3分でまとめるかかなぁ。絵を描いて説明したいんだけどなぁ。
あー、terminal branchって日本語で何ていうんだろう。innervateもぴんと来るのがない。
今回は自分でえっちらおっちら絵を描いたので見難くてごめんなさい。
やっぱりパソコンで絵を描くのは苦手です。